ステアは各サイクルで実行する味と音の攪拌・変調操作である。
目的は、味側の操作(仕込み/トップアップ/テイストフィックス)に対して、最小刻み(クリック単位)で音の揺れ(FM深さ)を与えること。
ステアは方向表(T0/T1/T2)に依存しないが、回数はTに依存する(下記1-2)。
ステアは一方向に一度だけ回す。往復や方向の切り替え、跨いでの回転は行わない。
初期位置:12時位置(= FM深さ0)。
FM深さ:0〜5 のクリック数で管理する(0=無変調、5=最大)。
端到達:12時から左(反時計回り)に回す場合は 0→1→…→5、右(時計回り)に回す場合も同様に深さを“クリック数”で積算し、端(5)に達したらそこまでとする(超えない/跨がない)。
T0=1回、T1=2回、T2=3回。
1回=FM深さを1クリック加えることを意味する。したがって、例えばT2なら同一方向に3クリック進める。
そのサイクルのステア方向(左/右)はサイクル内で固定する(途中で反転しない)。
通常時の方向選択は演奏者の裁量(味側の判断と連動するが、方向表には依存しない)。
SPILL直後の“次サイクルだけ”、初手のステア方向は「T × SeedTag(next)」で与える(SPILLの規定、下記3-2)。
T0が連続した場合、2回目以降の休憩では減衰を適用しない(=保持)とする。
これにより、飲むほどに酔いが蓄積 → 音の揺れが残留する効果を担保する。
連続が途切れたら、次のサイクルからは通常の減衰(-1 クリック)に戻す。
SPILLは仕込みまたはトップアップで物理的に溢れたときのみ発生する。
発生時点で以降の通常進行を中断し、SPILL手順に入る(T3+ALL++1/5、音タグ=刺固定で飲む→テイストフィックス→残骸を0に→休憩1分)。
当該サイクルのステアは、SPILL以降は行わない(すでに行っていた分のFM深さは、その後のSPILL手順に上書きされる運用でよい。厳密な破棄/維持は演奏ログに注記して可)。
次サイクルの冒頭で:
Tを再抽選する。
FM位置を12時にリセット(FM深さ0)する。
ステア回数は1回固定(この“次サイクルだけ” 例外)。
初手のステア方向は「T × SeedTag(next)」で与える(SeedTag(next)はSPILL中のテイストフィックスで判定されたタグ)。
以後のサイクルはふたたび通常規則(1-2、2-1、2-2)に従う。
FMの現在位置(12時基準)とFM深さを確認する。
そのサイクルのTに応じた回数(1/2/3)を決定する。
方向(左/右)を一つだけ選ぶ(SPILL直後の次サイクルのみ「T × SeedTag(next)」)。
選んだ方向に、回数ぶんのクリック数だけ回す(端到達で停止、跨がない)。
サイクル末尾の休憩で減衰を適用(通常は-1クリック、T0連続時の2回目以降は保持)。
FM深さ(0〜5)はサイクルを越えて持ち越す(SPILL直後の次サイクルだけ 3-2 の初期化)。
FM深さと方向(左/右)、実行回数、休憩時の減衰または保持を毎サイクル記録する。
SPILLが発生した場合は、ステアの行(有無)を明示し、SPILL手順の記録に続ける。
方向はログでは「左/右」表記でよい(CW/CCWに換算しても可)。
端で止めた場合は「端到達」と付記すると後から追いやすい。
Stir=数字:そのサイクルで加えたクリック数(= T由来の回数)
FM深さ=数字(左/右):サイクル終了時点のFM深さと方向
Rest=-1:休憩で-1クリック減衰
Rest=保持:T0連続の保持特例を適用(減衰なし)
端到達:回転中に端(5)で停止
★SPILL:当サイクルでSPILLイベント発生
次サイクル:SPILL直後サイクルの初期化メモ
通常(T1=2回/左)
Stir=2 / FM深さ=2(左) / Rest=-1 → FM深さ=1(左)
T2=3回/右、端で止まる
Stir=3 / FM深さ=5(右/端到達) / Rest=-1 → FM深さ=4(右)
T0が連続(2回目):保持特例
Stir=1 / FM深さ=2(左) / Rest=保持(T0連続) → FM深さ=2(左)
SPILLがサイクル途中で発生(以降のステア中断)
Stir=1 / FM深さ=1(右) ★SPILL → (以降はSPILL手順ログへ)
SPILL直後の次サイクル(初期化・方向はT×SeedTag(next))
次サイクル: T=再抽選 / FM=12時 / Stir=1固定 / 初手方向= T×SeedTag(next)
端近で1クリックのみ加えて端到達
Stir=1 / FM深さ=5(左/端到達) / Rest=-1 → FM深さ=4(左)