アルティメット・インストゥルメント(UI)は、音楽や環境を「関係」として構築するフレームワークです。
その背後には、ノイズ・即興・フィードバックをめぐる理論的枠組み「関係論的ノイズ論(RNT)」があります。
UIとRNTは、実践と理論の循環として結びついており、どちらも「関係から世界をつくる」という思想を共有しています。
UIにおいて、楽器・楽譜・人・環境は切り離された役割を持つのではなく、全体的なひとつのシステムとして組織されます。
UIは人が操る道具・楽器ではありません。
むしろ、人がUIになること、すなわち関係の複数性を主体化する方法がここでは探求されています。
主体と客体の転倒ではなく、UIを通して関係そのものが主体として立ち上がります。
アルティメット・インストゥルメントとは、
楽器・楽譜・演奏者・環境のすべてが相互規定し、
即興的フィードバックによって秩序を更新し続ける
関係生成のための装置=実践的フレームワークである。
関係論的ノイズ論 (RNT)
ノイズを外部的な異物ではなく関係の中で生じる差異と捉え、その差異への応答(即興)と循環(フィードバック)によって生成と更新が進む原理を示す理論。
研究ノート / Research notes
勉強メモ・日誌・読み書きのラフな記録とnoteアプリに連載中のエッセイ。